ストレス

ストレスの原因・症状・対処法を産業保健師が徹底解説

「なんか最近調子が悪い」「病院に行っても身体に異常はないと言われる」理由が分からない不調は、しんどいですよね。そんな時、可能性の1つとしてストレスを疑ってみると良いかもしれません。今回は、分かっているようで分かっていないストレスについて、原因や対処法までお伝えしていきます。ちょっと調子が悪いけど、もしかしてストレスかな??と思った時に、ぜひ読んでみて下さいね。

そもそもストレスとは?

ストレスとは「外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態」のことです。

<外部からの刺激の例>

・雨や台風などの気候の変化
・引っ越しや転職といった物理的変化
・人間関係や家族との出来事
・進学や昇進など立場や状況の変化
・大きな感染症の流行による日常生活の変化 など

変化は私たちにとって刺激となり、ストレスを感じる原因になり得ます。

たとえ、栄転や結婚など嬉しい変化だったとしても、刺激となってストレスを感じる原因となることもあるのです。

例えば、念願の昇進をしたとしましょう。喜びやワクワクがあっても、業務内容や人間関係が変わり、今までの働き方も変える必要が出てきたり・・と変化があると、慣れないことに悩んだりイライラしたり、不安を感じたりすることもあります。

この変化による刺激は、誰にとってもストレスになり得ることを念頭に置いておきましょう。「まさか自分に限って」とは思わずに、誰しも起こる可能性があるということは強くお伝えしたいです。

ストレスが積み重なることで出てくる心身の症状とは?

ストレスが溜まってうまく対処できずにいると、下記の症状が現れることがあります。

全身:疲れやすい、体がだるい、
筋肉系:肩こりや腰痛、関節痛、手足のだるさ
感覚系:目の疲れ、めまい、多汗、音に過敏
睡眠系:眠れない、睡眠中何度も起きる、朝早くに起きてしまう
心臓系:胸がドキドキする、息切れがする
胃腸系:食欲が出ない、胃もたれ、下痢・便秘

もちろん、ストレス以外が原因で起きるものもあります。

例えば、肩こりや腰痛は、運動不足や姿勢の悪さでも起こりますよね。胸がドキドキしたり息切れがするのは、心臓や肺の病気が原因のことも。

ただし、これらの症状がストレスの蓄積でも起こり得るということを認識しておくと、症状が見られた時に「もしかしてストレスが溜まっているのかも」と気づけるきっかけになると思います。

でもストレスを感じないなんて無理では?

そうなんです。ストレスを感じないことは、正直なところ無理なんです。

しかし、ストレスの原因となるものや、感じやすい状況を認識することで、対処(ストレスを処理)するための行動がとれるようになります。

その結果、ストレスによって起こる心身の不調の予防へと繋がっていくのです。

そのため、まずはストレスの原因になりそうなことや状況を知ることが大切です。

おすすめのストレス対処法

おすすめの対処法は、大きく2つあります。この2つは常識では?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、普通に思えることも、客観的に自分を振り返ると出来ていなかったりします。ストレスかも?と思ったら、ぜひ一度試してみて下さいね。

①多めに寝る

状況や環境が変化した時は、いつもより多めに寝ましょう。人によって理想の睡眠時間は異なりますが、おすすめは最低7時間です。いつも7時間取れている人であれば、30分多めに寝ることがおすすめ。

変化という刺激はストレスになりやすいため、変化が大きかったり、多く重なる時はとにかく睡眠をとることが重要なのです。

思い出してみて下さい。睡眠が不足している時、ネガティブになったりイライラしやすくなったりした経験はないですか?

睡眠が不足していると、アドレナリンという興奮させるホルモンが多く分泌されます。アドレナリンは肉体を活動的にさせる一方で、攻撃性を増す作用があるのです。そのため、過剰に分泌されると私たちはイライラしやすくなります。

また、睡眠不足だと、自分が今ポジティブなのかネガティブな状態なのか認識する機能をもつ「扁桃体」と呼ばれる脳の一部が影響を受け、ネガティブになりやすいと言われています。

つまり、睡眠不足はホルモンと脳に影響を及ぼすため、同じ事象が起きてもネガティブに捉えやすくイライラしやすいということなんです。

②誰かに話す

話をするということは、言語化をすることです。誰かに話すことで、何に対してイライラしているのか?自分は今どういう気持ちなのか?といった感情や状況などの整理をすることが出来ます。

また、誰かに話を聞いてもらったり、相手に投げかけてもらう言葉で気持ちがほぐれることもありますよね。

◾️保健師のReal Voice

「自分はストレスに強い」「メンタルの不調なんて無縁だ」と思っている方でも、メンタル不調になる方はいます。

むしろ、無縁だと思っている方ほど、ちょっとした不調を軽く受け止めてやり過ごしてしまうことも。そうなると、早い段階での発見が遅れるため、回復するのにも時間がかかってしまうんです。

変化の多い現代社会では、変化を避けることは難しいです。変化がストレスとなることを認識し、あらかじめストレス対策を講じておくことが、ストレスによるメンタル不調を予防するための秘訣だと考えます。

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ハワユ産業保健師チーム

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