ご質問
会社の同期は、気がついたら自分以外みんな子どもがいます。自分にはまだ予定もありません。32歳のため、年齢的にも今後出産できるのか不安な気持ちになってしまうことがあります。
読者・ユーザーの皆さまから頂いた質問に対して、「働く人の健康管理・心と身体の予防の専門家」である産業保健師が回答するコーナーです。一般的な回答となりますが、参考になりますと幸いです。
産業保健師からの回答
こんにちは、ご相談をありがとうございます。ハワユ産業保健師チームです。
出産のことはなかなか相談しづらいですよね。自分以外の同期に子どもがいると不安になる気持ち、とても分かります。
今回は、2つのポイントでお伝えさせて頂ければと思います。
1.妊娠する確率について
健康な30歳女性が妊娠する確率はひと月約20%と言われますが、30歳後半になると10%まで減ります。ですので、「いつでも妊娠できるから大丈夫よ」と楽観すぎる無責任な回答はできず、心苦しい気持ちです。
2.卵子凍結も選択肢の1つ
ただし、選択肢はあります。
年齢とともに妊娠しづらくなったり、どうしても流産しやすくなったりする理由の一つには、卵子の老化があります。
そこで「卵子凍結」といって、今32歳の時に卵子を採取して凍らせることで、今後妊娠の予定ができた際に現在の状態の卵子を子宮へ戻すことができるのです。つまり、若い状態の卵子を若いままとっておくことで、妊娠の確率を上げるという方法です。
もちろん費用がかかってしまいますし、生殖医療に入るため考え方は人それぞれです。しかし、こういった選択肢があるということは、頭の片隅に入れておいても良いかなと思います。
妊娠・出産に関してはなかなか相談しづらかったり、周りと比較することで落ち込みやすかったりすることです。辛くなったら、またいつでも相談しにいらしてください。
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